bilibili が人気を集めているようだ。
正式名称は「哔哩哔哩弹幕网」で、内容を簡単に説明すれば「ニコニコ動画のクローン」だ。
中国には中国らしい独自のサービスもあるが、国外のサービスを真似たサービスも目立つ。
中国最大の検索サービス「百度」はGoogleのクローンで、ユーザ・ベース中国第二のSNSサービス「人人網」はfacebookのクローン。新浪微薄はtwitter のクローンといえる。
これらのクローンに共通して言えるのは、事実上、政府の政策により保護を受けているところである。Googleは検閲指導に我慢できず検索サービスについては 中国から撤退し、FacebookとTwitterには中国からアクセスすることが出来ない。 したがってオリジナルが使えないからユーザはクローンを利用することになりサービスは発展を遂げる。ニコニコ動画も2010年のノーベル賞の授賞式の数日前から中国からアクセスができなくなり、そこで入れ違うようにしてビリビリ動画の存在感は高まっている。
前置きが長くなった。話をbilibiliに戻そう。まずは画面を見てみよう。
Flashを使った動画ウィンドウが真ん中にあり、ニコニコ動画を特徴づける画面の中を流れる文字がそのまま再現されている。
動画ウィンドウ下には、コメント入力ボックスがあり、ニコ動と同様に色や大きさなどが指定できる。スクロールする文字を消すのも可能だ。動画フレームの右側ペインには、表示するコメントの制限を行うインターフェースがあり、「そのまんまニコニコ動画」である。
動画プリロード中のアイコンも、「どっかで見たことあるな・・」というもの。金さんの桜吹雪を見るまでもなくパクったのを自白せねばなるまい。
そのプリロード中の右のコメント一覧ペインには広告が表示される。「パクリやんけ!」と強く印象づけたのであえてこれも紹介する。bilibiliのクローン度に驚いてたら、息もつかせずのこの広告である。ちなみにこれは抱き枕の広告で、淘宝(楽天のような所)の店のサイトが開く。サービスモデルが真似られる一方、そのユーザ文化も取り入れられている。これは弾幕。

弾幕アートもある。
紹介はほどほどに、早めに自分の目で確かめることを勧める。きっと、まもなく日本からのアクセスが出来なくなるだろう。
bilibili にあるコンテンツは、5割はニコニコ動画からの転載と思われる。4割は日本のアニメにファンが字幕を付けたもの。1割は中国オリジナルコンテンツだ。
ニコニコ動画からの転載により、初音ミクやMMD、東方といった日本の
サブカルチャーが輸出されている形になっているのは面白い。同時に「w」、「自导自演(自作自演)」「乙」「这样子,大丈夫? (そんなんで大丈夫か?←大丈夫は中国語ではない)」といったネットで使われる言葉もそのまま使われている。
先ほど「1割は中国オリジナル」と書いた(5%かもしれない)。実はニコ動的なサブカル文化発生の芽が見られるのだ。ゲームプレー動画は比較的簡単に作れるので、オリジナル作品の投稿が見られる。また、ニコ動的なカテゴリの作品も見られる。
これは日本のボカロ作品、Just be friends を中国語で「歌ってみた」である。
これはbilibili娘なるオリジナル・キャラを使った動画である。
中国では日本的な漫画絵が描ける人が増えている。創作人口こそまだ少ないが、書店には大量の漫画の描き方本が並び、科学技術だけでなく、漫画創作に関しても大きく発展を遂げる予感がある。
bilibiliは、ニコ動の「パクリ」だと悪く思う人々も多いかもしれないが、筆者はbilibiliがサブカルチャーのゆりかごとなって、今後オリジナルの文化が成長していくのを楽しみにしている。






No comments:
Post a Comment